日蓮大聖人の仏法
宗祖日蓮大聖人は、法華経に予証された「法華経の行者」として、貞応元年(1222年)2月16日、末法の世に出現されました。そして、末法の御本仏として一切衆生を救済するために「南無妙法蓮華経」の教えを説かれました。
日蓮大聖人は弘安2年(1279年)10月に述作された『聖人御難事』に、
「仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年に、出世の本懐を遂げ給ふ。(中略)余は二十七年なり」
(御書1396㌻)
と仰せられています。このことからも明らかなように、宗旨建立より27年目に当たる弘安2年10月12日に、日蓮大聖人は出世の本懐として、本門戒壇の大御本尊を御図顕されました。この大御本尊こそ、南無妙法蓮華経の教えそのものであり、日蓮大聖人の仏法の根本法体なのです。
また、大聖人は御入滅に先立ち、
「日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付嘱す、本門弘通の大導師たるべきなり。(中略)就中我が門弟等此の状を守るべきなり。
(日蓮一期弘法付嘱書 御書1675㌻)
弘安五年壬午九月 日 血脈の次第 日蓮日興」
との相承書を認められ、日蓮大聖人の仏法の一切を第二祖日興上人に付嘱されました。
日蓮大聖人以来の唯授一人の血脈相承は、日興上人をはじめとする代々の御法主上人に受け継がれ、現在は第68世日如上人に継承されています。
日蓮大聖人の仏法は、この本門戒壇の大御本尊と唯授一人の血脈相承を根本とします。
御付属|『日蓮大聖人御一代記』より|画 根本桃湖
日蓮正宗とは
日蓮大聖人の仏法の根本である本門戒壇の大御本尊と、唯授一人の血脈は、富士大石寺に伝えられています。
この大石寺を総本山と仰ぎ、日蓮大聖人の仏法を実践して、広宣流布(全世界に広く仏法を流布すること)をめざしている唯一の宗団が「日蓮正宗」です。
日蓮正宗は、本門戒壇の大御本尊を信仰の根本とし、唯授一人の血脈に随順して、自行化他の信心に励んでいます。
この日蓮正宗の信仰によってこそ、初めて成仏(絶対的幸福境涯)が叶うのです。
日蓮正宗の現況
- 寺院数
- 国内/寺院655、教会31、出張所等14
- 海外/寺院・布教所32(国内・海外とも平成28年4月現在)
現在、日本国内をはじめ、世界65ヶ国に日蓮大聖人の仏法を信仰する人々がいます。
日蓮大聖人は、多くの人が妙法を信ずることによって、真の世界平和が実現すると教えられています。
日蓮正宗の信徒は、この信仰をもとに正しい人生観を身につけ、世界の各地において希望と幸せに満ちた日々を送っています。
海外信徒の総本山参詣(登山)
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